近畿日本鉄道は2022年4月6日、プレスリリースにて大型連休に臨時特急列車を運転すると公表した( ゴールデンウィークに名阪特急「ひのとり」が伊勢・鳥羽へ!~大阪、名古屋発の臨時特急を運行します~ )。また近畿日本鉄道は2022年4月14日、プレスリリースにて大型連休に臨時列車を運転すると公表した( GWに団体専用列車「楽」を臨時列車として運行します )。今回はこれについて見ていく。
1. 80000系ひのとりが鳥羽に入線へ!
今回の2022年4月~5月近畿日本鉄道臨時ダイヤ運転では、2022年1月1日近畿日本鉄道臨時列車運転以来約5か月ぶりに80000系ひのとりが伊勢志摩に入線する。
今回80000系ひのとりを使用する特急列車は2022年4月29日~5月8日の土休日で、大阪難波~宇治山田間の1往復と近鉄名古屋~鳥羽間で各1往復となっている。
運転時刻は大阪難波10時59分発宇治山田行き及び宇治山田14時31分発大阪難波行き、近鉄名古屋9時36分発鳥羽行き及び鳥羽14時44分発近鉄名古屋行きとなっている。このことから昼行列車としては初めて80000系ひのとりが伊勢志摩に入線することになる。
この入線により宇治山田~鳥羽間で初めて80000系ひのとりが旅客営業することとなった。
ただ、今回の臨時列車運転で80000系ひのとりが賢島まで入線しなかったことを考えると、乗り入れ区間を段階的に拡大することによりその都度認知してもらおうという作戦なのだろう。
このほか汎用特急車両による特急列車の臨時増発も大阪難波~宇治山田間で1往復と近鉄名古屋→鳥羽間で1本行うほか、鳥羽21時02分発特急8014列車近鉄名古屋行き最終特急列車を賢島20時30分発近鉄名古屋行きに延長するほか、大阪難波21時45分発特急桑名行きを増発する。
(2022.6.16 追記)なお2022年7月16日~7月18日および8月11日~8月15日にも同時刻で80000系特急ひのとりを大阪難波~宇治山田間および近鉄名古屋~鳥羽間で運転することとなった。
2. 楽使用の臨時列車運転へ!
今回の2022年4月~5月近畿日本鉄道臨時ダイヤ運転では、団体用車両20000系楽による臨時列車も運転する。
運転するのは2022年5月1日~15日のうち3日を除く土休日で、大阪上本町8時14分発賢島行き及び賢島16時36分発大阪上本町行きを運転する。
大阪上本町~賢島間で1,640円、大阪上本町~伊勢市・宇治山田間でも1,340円の特急料金を徴収しているというのに、楽はたったの料金400円である。2023年4月1日から運賃を大幅に値上げするにもかかわらずで楽で特急料金を取らなくてどうするんだよ近鉄。
3. 結び
今回の2022年4月~5月近畿日本鉄道臨時ダイヤ運転では、伊勢志摩方面へ臨時列車を設定するに当たり、80000系ひのとりや20000系楽を使用することとなった。
今後近畿日本鉄道でどのような臨時列車を設定するのか、見守ってゆきたい。
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