路線延伸見据えるも減便へ 韓国鉄道KORAIL西海線ダイヤ改正(2022年12月28日)

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路線延伸見据えるも減便へ 韓国鉄道KORAIL西海線ダイヤ改正(2022年12月28日)

韓国鉄道KORAILは2022年12月19日、プレスリリースにて12月28日に西海線ダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。

1. 路線延伸見据えるも減便へ

今回の2022年12月28日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、西海線でダイヤ改正を行った。

今回のダイヤ改正では平日朝夕にに13分間隔から17分間隔に広げることで5往復の減便を図る。これにより平日朝夕は輸送力が23.5%低下する。

なお平日昼間と土休日終日は20分間隔のまま変わりない。これにより平日は73往復、土休日は68往復の運転となる。

もっともこのご時世で減便したと言われれば納得するかもしれないのだが、西海線は2023年内に金浦空港を経て大谷まで延伸、京義線と直通し一山まで運転する計画がある。金浦空港は空港連絡駅であるほかにソウル地下鉄5号線や9号線、仁川空港を結ぶ仁川空港鉄道と乗り換えられることからかなりの需要増大が見込まれる、にもかかわらず減便するのである

もっとも西海線は当初2023年1月28日に延伸する予定だったが、工事の遅れにより2023年3月~6月の開業に順延している。というかおそらく6月開業になる。

また新安山線の延伸を2025年以降に計画しており(どうやら2027年ごろの開業になりそうな気はするが)、もし開業すれば素砂連絡首都圏電鉄1号線利用から新安山線でソウル市内永登浦まで直通利用に流れることは間違いない。ただその減便なら新安山線開業と同時でも良いではないか。

そう考えると一番の目的は韓国鉄道KORAIL乗務員のストライキ回避だろう。乗務員の待遇改善には減便が必須だが、混雑の激しい京仁線や京釜線、4号線で減便するのは難しい。そこで目をつけられているのが京元線や西海線などの比較的混雑していない線区の減便である。もっともそもそも運転本数が少なめではあるが、減便をすることで乗務員の待遇改善を図っているのだろう。


2. 結び

今回の2022年12月28日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、路線延伸を見据える西海線で減便を図ることとなった。

今後路線延伸時に西海線でどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。

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