ITX-マウム通年8両運転化とムグンファ号さらに置き換えへ! 韓国鉄道KORAILダイヤ改正(2024年5月1日) ITX-마음 증발!

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ITX-マウム通年8両運転化とムグンファ号さらに置き換えへ! 韓国鉄道KORAILダイヤ改正(2024年5月1日)

韓国鉄道KORAILは2024年4月2日、プレスリリースにて5月1日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこのうち在来線列車について見ていく。

1. ITX-マウム増発へ!

今回の2024年5月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、特急格電車ITX-マウムの増備によりダイヤ改正を行った。

今回のダイヤ改正で湖南線龍山~益山間のムグンファ号1往復をITX-マウム8両編成に置き換えている。これにより区間運転ITX-マウムを設定することとした。一方西大田~光州間のムグンファ号が1往復増発している。




2. 夜間のムグンファ号削減へ!

今回の2024年5月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、京釜線ムグンファ号2往復をITX-マウムに格上げ、運賃を値上げしている。

対象となったのは主に夜間を運行するムグンファ号で、ソウル18時08分発ムグンファ号1217列車釜山行きと釜山18時16分発ムグンファ号1218列車ソウル行きの1往復を廃止する。

これにより終着23時30分以降になる京釜線全線運転のムグンファ号が廃止、ムグンファ号の最終はソウル17時28分発ムグンファ号1215列車釜山行きに40分繰り上げ、釜山15時18分発ムグンファ号1218列車ソウル行きに約3時間繰り上げることとなった。

ただ大田~釜山間の夜間のムグンファ号は残るので、ソウル発着列車の深夜料金加算と言えるかもしれない。

また京釜線ITX-マウムは全列車8両運転とした。これによりITX-マウムは京釜線に入る列車はすべて2本つなげた8両での運転となる。

このほかITX-セマウルがソウル~東大邱間で1往復増発している。これは2023年3月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正でITX-セマウルの運転本数を変えることなく時刻変更で1運用削減していたことから、この1運用を今回の増発分に充てるものと思われる。

(2024.6.24 追記)ただこの東大邱発着のITX-セマウル、東大邱~晋州間の慶全線ムグンファ号と10~40分程度で接続できるのである。ともに東大邱発着列車かつ韓国鉄道KORAILではムグンファ号を電車特急ITX-マウムぬ順次置き換えていることを踏まえると、今後この2列車を統合してソウル~慶全線晋州間の電車特急を2往復から3往復に増発するかもしれない。




3. 浦項発着のITX-マウム運転開始へ!

今回の2024年5月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、東大邱~浦項間の列車を増発する。

今回設定するのは特急格電車ITX-マウム1往復となっている。これにより東大邱~浦項間の在来線列車が1日4往復から5往復に増加することとなった。

韓国鉄道KORAILでは2028年までに機関車けん引の客車列車を一般列車から全廃するとしている。もっとも計画の遅れは韓国あるあるなので2030年ごろにずれ込む可能性はあるが、今後ITX-マウムの増備により特急格列車セマウル号や急行格列車ムグンファ号が廃止になる日は近い。

今回区間運転ムグンファ号のITX-マウム置き換えやITX-セマウルの区間運転開始によりなおのこと現実味を帯びてきているだろう。


5. 結び

今回の2024年5月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、新型電車ITX-マウムの増投入により機関車けん引の客車列車ムグンファ号を置き換え高速化を図った。

今後続々とITX-マウムを投入する中、韓国鉄道KORALでどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

関連情報:韓国鉄道KORAIL、2024年5月1日にダイヤ改正 – X(韓国鉄道KORAILからの引用不可のためXで代用)

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