高松琴平電気鉄道は2023年11月27日、プレスリリースにて12月16日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 藤井聡太効果で琴平線で増発へ!
今回の2023年12月16日高松琴平電気鉄道ダイヤ改正では、伏石駅開業に伴う2020年11月28日高松琴平電気鉄道ダイヤ改正以来約3年ぶりに琴平線でダイヤ改正を行う。
今回のダイヤ改正では琴平線で増発を図る。
今回のダイヤ改正で平日に限り高松築港16時15分発一宮行きを滝宮行きに延長するほか、一宮17時37分発高松築港行きを滝宮17時16分発高松築港行きに延長する。これにより一宮~滝宮間で1往復増発する。
このプレスリリースを公表した2023年11月27日は将棋棋士藤井聡太氏が高松琴平電気鉄道を訪れた日である。車掌体験までさせているくらいなので事前に日程が分かっていたことではあるが、この日に合わせてダイヤ改正プレスリリースを打ったとなると藤井聡太効果と言えよう。
一方で藤井聡太効果での増発となるとのちのち減便しずらい。ことでんでは2021年以降志度線と長尾線で大幅な減便を行っており、車掌不在のワンマン運転化も行っている。琴平線もワンマン運転になってもおかしくないほど利用客数が減っているが、藤井聡太氏に車掌体験をさせたことから当分の間ワンマン化がしにくい。
これ以上合理化させないという圧は感じるが、それで高松琴平電気鉄道がまた潰れそうになったら元も子もない。もっとも今回の増発は車両運用数も乗務員行路数も変わらないものではあるが動力費は増える。果たして今回のダイヤ改正で増発してよかったものだろうか。
2. 結び
今回の2023年12月16日高松琴平電気鉄道ダイヤ改正では、藤井聡太効果で琴平線で増発することとなった。
今後高松琴平電気鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:琴平線の利便性の向上について – 高松琴平電気鉄道
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