韓国鉄道KORAILは2023年12月13日、プレスリリースにて12月29日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこのうち高速列車KTXについて見ていく。
1. KTX-青龍運転開始!
今回の2024年5月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、高速列車KTX運転開始20周年を記念した製作した新型車両新型車両KTX-青龍160000系を運転開始する。
320km/h対応の8両編成で、2本つなげた16両編成での運転も可能となる。動力分散型車両のため従来の動力集中列車との併結はできない。
これにより韓国高速鉄道KTXは最高速度を305km/hから320km/hに引き上げ、ソウル~釜山間を最速2時間17分、龍山~光州松汀間を最速1時間36分で結ぶこととなった。
今回運転を開始するKTX-青龍を充当する列車は、毎日運転がKTX京釜線幸信8時30分発KTX17列車釜山行き、釜山12時35分発KTX32列車ソウル行きの1往復となっており、平日は8両、土休日は2本つなげた16両で運転する。
また曜日運転列車としてKTX京釜線は金土日にソウル15時45分発KTX181列車釜山行きおよび釜山19時13分発KTX182列車ソウル行きの1往復を2本つなげた16両編成で運転する。
さらにKTX湖南線でも月曜~木曜に龍山16時08分発KTX425列車光州松汀行きと光州松汀18時26分発ソウル行きの1往復を8両編成で設定する。
このため月曜~木曜は8両編成1運用、金土日曜は16両運転1運用での運転となる。
これらのKTX-青龍運用は初代KTX-Iの車種変更で行っている。
なお今回のKTX-青龍は8両編成2本のみの投入でである。このため金土日は予備車がなく、KTX-Iによる代走の可能性もあるだろう。
残りは2027年以降に投入するとしている。それまでの約3年間は車両投入がないことになるが、これはSR分岐(旧平沢分岐点)~五松間の線路容量が不足しているために車両投入しても増発できないためだとしている。ただ、今回のKTX-青龍は動力分散型車両は起動加速度が高く減速も良いので、KTX-I 43本をKTX-青龍ですべて置き換えてしまえば増発は可能だと思うが。もう製造から20年経っていて老朽化しているわけだし。
2. KTX-青龍運転開始!
今回の2024年5月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、運用余剰を生かし高速列車KTXを増発する。
今回のダイヤ改正ではKTX京釜線ではソウル~釜山間で毎日1往復と金土日に1往復、KTX湖南線龍山~光州松汀間で毎日1往復を増発することとなった。
3. 結び
今回の2024年5月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、高速列車KTX運転開始20周年を記念して新型車両KTX-青龍を運転開始、所要時間短縮を増発を図ることとなった。
今後平沢分岐点~五松駅間の複々線化を行う中、韓国鉄道KORALでどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:韓国鉄道KORAIL、2024年5月1日にダイヤ改正 – X(韓国鉄道KORAILからの引用不可のためXで代用)
コメント