名古屋鉄道は2024年1月15日、プレスリリースにて2024年3月16日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
2024年3月16日名鉄豊田線・名古屋市営地下鉄鶴舞線ダイヤ改正はこちら!
1. 中部国際空港接続改善へ!
今回の2024年3月16日名古屋鉄道ダイヤ改正では、早朝深夜の中部国際空港接続を大きく改善する。
まず平日朝。金山7時12分発急行中部国際空港行きを名鉄名古屋7時07分発急行中部国際空港行きに延長する。
また全日において中部国際空港23時05分発快速急行名鉄一宮行きを増発する。これにより後続の中部国際空港23時13分発急行新鵜沼行きの混雑を緩和する。
さらに名古屋本線では名鉄名古屋23時52分発全車一般車特急東岡崎行き最終列車を名鉄名古屋23時57分発に5分繰り下げる。これにより中部国際空港23時31分発全車一般車特急名鉄岐阜行きから神宮前で乗り換え可能となり、中部国際空港からの最終列車で東岡崎まで到達可能となる。
2. 河和線加木屋中ノ池駅開業と上ゲに急行・快速急行停車へ!
また今回の2024年3月16日名古屋鉄道ダイヤ改正では、河和線に新駅加木屋中ノ池駅を開業する。
加木屋中ノ池駅は高横須賀駅と南加木屋駅のちょうど中間1.4kmずつの地点の設置する新駅で普通電車のみ停車、ほぼ終日毎時4本で平日は1日62往復、土休日は1日44往復が停車する。
また河和線では前回2023年3月18日ダイヤ改正以降昼以降の知多半田~富貴間で毎時2本を削減、特急毎時2本と急行毎時2本となったが上ゲは急行通過駅であったため急行を知多半田で普通列車に種別変更して停車していた。が、これが手間で分かりにくいため、上ゲを急行・快速急行停車駅として種別変更をなくすこととした。
が、朝は種別変更なしの急行・快速急行が知多半田以南に乗り入れるため、平日朝の名鉄名古屋方面上り列車では3本の快速急行・急行が上ゲに増停車することになる。
これにより平日朝富貴7時55分発急行太田川行き(知多半田から普通)という上ゲしか通過しない電車も普通列車に格下げし全駅停車となる。
3. 広見線全線でワンマン運転開始へ!
また今回の2024年3月16日名古屋鉄道ダイヤ改正では、広見線のワンマン運転区間を全線に拡大する。
広見線では新可児~御嵩間ですでにワンマン運転を実施している。このワンマン運転区間では沿線自治体から補助金をもらって運営しており、駅集中管理システムを導入していないためICカードmanacaの利用も制限される。
一方今回のワンマン運転区間は犬山~新可児間の比較的利用の多い区間となっている。このためワンマン運転区間の統合はせず、広見線では犬山~新可児間と新可児~御嵩間それぞれでワンマン運転を行うこととなった。
今回の2024年3月16日名古屋鉄道ダイヤ改正では犬山~新可児間で新たにワンマン運転を行うこととなった。
今回ワンマン運転を開始するのは犬山~新可児間のほぼ全列車となっている。これにより新可児~中部国際空港間の準急毎時2本が犬山で系統分割となり、新鵜沼~中部国際空港間の運転に変更する。
このため新可児から名鉄名古屋に出るには原則犬山での乗り換えが必要となるほか、御嵩からは原則2回の乗り換えが必要となる。もしかしたら御嵩方面を不便にすることによって
ただし平日・土休日とも朝はワンマン運転を行わないため、新可児から名鉄名古屋への直通列車は朝のみ残る。このため新可児始発の中部国際空港行き「ミュースカイ」2本も残ることとなった。
4. 築港線で4両から2両に減車へ
また今回の2024年3月16日名古屋鉄道ダイヤ改正では、築港線で4両から2両に減車する。
築港線では2009年10月2日まで終日2両編成で運転していたが、2009年10月3日名古屋鉄道ダイヤ改正より混雑緩和目的で4両に増車していた。が、徐々に旅客が減っていることもあり今回のダイヤ改正で2両に減車することとした。このため使用車両が5000系4両編成から変更となる。
これに伴う増発はない。
なお築港線では17時台~18時台に土曜のみ運転の4往復の運転があるが、今回のダイヤ改正でいずれも不定期運転列車に変更し運転日を削減する。これにより土曜ダイヤと休日ダイヤを統合する。
このほか三河線では三河知立駅を900m移設する。
5. 結び
今回の2024年3月16日名古屋鉄道ダイヤ改正では、中部国際空港接続を改善したほか、広見線のワンマン運転を全線に拡大し経費節減を図ることとした。
今後名古屋鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
2024年3月16日名鉄豊田線・名古屋市営地下鉄鶴舞線ダイヤ改正はこちら!
関連情報:2024年3月16日(土)にダイヤ改正を実施します – 名古屋鉄道
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