ホームドア設置で減便へ 名古屋市交通局名城線・名港線ダイヤ改正(2020年5月23日)

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名古屋市交通局は2020年4月23日、プレスリリースにて5月23日に地下鉄名城線と地下鉄名港線でダイヤ改正を行うと公表した( 地下鉄名城線・名港線のダイヤ改正について )。今回はこれについて見ていく。

1. 所要時間延長で減便へ

今回の2020年5月23日名古屋市交通局ダイヤ改正では、地下鉄名城線・名港線でダイヤ改正を行う。

今回のダイヤ改正では、ホームドア設置へ向けて所要時間を延長する。

大曽根5時31分発左回り初列車は、大曽根5時30分発に繰り上げた上、所要時間延長に伴い金山発時刻が5時50分発から5時53分発に繰り下がる。これにより金山で連絡する地下鉄名港線名古屋港行き初電を5時51分発から5時53分発に2分繰り下げる。

またナゴヤドーム前矢田5時34分発右回り初列車はナゴヤドーム前矢田5時35分発に繰り下げた。

しかも平日朝7時台と9時台に合計で環状運転2往復と大曽根~名古屋港間運転2往復が減便している。どうやら停車時間増加による所要時間延長で運用が賄えなくなったので、オフピークに減便を図ったようだ。

また平日夕ラッシュ時は大曽根~栄~金山間で3分12秒間隔から3分30秒間隔に、金山~八事~大曽根間及び名港線で6分24秒間隔から7分間隔に延長したことにより、輸送力が11.4%減少した。これにより昼夕輸送力比は64.0%から70.0%に改善した。

一方減便続きかと思えばそうでもない。平日15時台及び16時台は運転間隔を大曽根~栄~金山間で5分間隔から3分30秒間隔(一部4分間隔)に、金山~八事~大曽根間及び名港線で10分間隔から概ね7分間隔(一部8分間隔)に短縮し、環状運転と大曽根~名古屋港間で3往復ずつ増発している。学生の帰宅時間帯の増発を図るようだ。

なお今回のダイヤ改正で昼間の名城線の周回時間は50分から60分に延び、昼間は2運用増えることとなった。

2. 初終電も見直しへ

今回の2020年5月23日名古屋市交通局ダイヤ改正では、名城線で終電繰り下げも実施した。

今回のダイヤ改正では所要時間延長により最大で終電が6分繰り上がった。

またこれに合わせ名港線でも終電繰り上げを行い、金山24時19分発名古屋港行き終電を金山24時18分発に、名古屋港24時04分発金山行き終電を名古屋港23時52分発にそれぞれ繰り上げる。

なお運転時間の拡大はほとんど行わず、所要時間の延長分だけ区間によって初電繰り下げや終電繰り下げを行うようだ。


3. 結び

今回の2020年5月23日名古屋市交通局ダイヤ改正では、ホームドア設置に伴い所要時間が延びることとなった。

今後名古屋市交通局でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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