南昌地下鉄は1月29日、プレスリリースにて2月1日に地下鉄1号線でダイヤ改正を行うと公表した( 南昌地铁1号线再次优化运行图 早晚高峰行车间隔最短缩至5分钟 )。今回はこれについて見ていく。
1. ラッシュ時に大幅増発
今回の2018年2月1日南昌地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄1号線にてダイヤ改正を実施する。
南昌地下鉄では2017年8月18日に地下鉄2号線を開業させたが、その際には地下鉄1号線のダイヤ改正は実施されなかった。しかし徐々に需要が伸びていることもあり、今回のダイヤ改正で地下鉄1号線を増発するに踏み切ることとなった。
南昌地下鉄1号線は双港と瑶湖西を結ぶ28.737km、24駅に及ぶ路線で、地下鉄大厦で地下鉄2号線と乗り換えられる、2015年12月26日に開業した路線である。最高速度は80km/hで、6両編成B型車(京急・阪急と同じ車両サイズ)で運転される。
今回のダイヤ改正では、毎日終日6分30秒間隔運転だった地下鉄1号線が時間帯ごとに運転間隔をかえることとなった。運転間隔は、平日朝夕ラッシュ時は6分30秒間隔から5分12秒間隔間隔に短縮され、輸送力が25.0%上昇することとなった。また、土休日昼間は6分30秒間隔から5分45秒間隔に短縮され、輸送力が13.0%上昇することとなった。ただし平日昼間は6分30秒間隔で維持されるため、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は100.0%から80.0%に低下し、昼間の空気輸送が解消されつつあるものと思われる。
2. 結び
今回の2018年2月1日南昌地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄1号線で曜日別・時間帯別に運行間隔を変えることにより平日朝夕ラッシュ時と土休日昼間に増発することに成功した。今後南昌地下鉄では地下鉄2号線の路線延伸など路線網の拡充が予定されている。
今後中国の他の都市の地下鉄同様、南昌地下鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか見守ってゆきたい。
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