南海電鉄は2024年11月13日、プレスリリースにて2024年12月21日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 南海本線でワンマン運転開始へ!
今回の2025年3月22日南海電鉄ダイヤ改正では、南海本線普通車の一部でワンマン運転を行う。
南海本線普通は原則難波~和歌山市間通しの運転である。このうち泉佐野~和歌山市間の普通列車の最新型車両8300系4両編成で運転する列車に限り今回のダイヤ改正よりワンマン運転を行うこととなった。8300系には車外カメラを搭載していることからそれでワンマン運転を行うようだ。
国土交通省では鉄道運賃値上げに際し経営合理化を要求している。このため南海電鉄でも一部でもワンマン列車を拡大することで今後の運賃値上げを図りたいのではないだろうか。
2. 2000系に置き換えで2200系引退へ!
今回の2025年3月22日南海電鉄ダイヤ改正に先駆け、3月19日にワンマン運転線区用2両編成の2200系ズームカーを引退した。
これは車齢55年にもなる2200系の老朽廃止で、置き換えとして同じくズームカーの2000系2両編成を用意している。
南海電鉄の各2両編成ワンマンは2000系2両編成で置き換えられることとなったが、多奈川線は町営バスが100円で走っていることから代替が効くし岬町とすでに存続に向けた協議が始まっているほか、高師浜線は駅勢圏が東羽衣とかぶるので鉄道がなくても徒歩や自転車でアクセス可能、汐見橋線もバス毎時2台程度で代替できてしまう。そうなると地域交通的に必要なのはせいぜい加太線くらいなのだ。
2000系2両編成によるワンマン運転を行っている線区は本当に鉄道として必要なのだろうか。
3. 結び
今回の2025年3月22日南海電鉄ダイヤ改正では、南海本線泉佐野~和歌山市間で8300系4両編成に限りワンマン運転を行うこととしたほか、2200系が引退した。
今後南海電鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:2025年3月22日(土)から南海本線・泉佐野駅~和歌山市駅の一部の普通車においてワンマン運転を実施します – 南海電鉄
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