復旧も大減便で観光鉄道特化へ! 大井川鐵道ダイヤ改正(2023年10月1日)

 14623回閲覧

復旧も大減便で観光鉄道特化へ! 大井川鐵道ダイヤ改正(2023年10月1日)

大井川鐵道は2023年8月17日、プレスリリースにてにて10月1日に家山~川根温泉笹間渡間運転再開に伴いダイヤ改正を行うと公表した( 2023年10月1日 ダイヤ改正のお知らせ )。今回はこれについて見ていく。

1. 一部復旧へ!

今回の2023年10月1日大井川鐵道ダイヤ改正では、家山~川根温泉笹間渡間運転再開に伴いダイヤ改正を行うこととなった。

家山に乗り入れる普通列車はたった10往復から4往復に半減以下となる。なんとたった4往復しか運行がなくなるのである。普通電車がまともに走っているのは金谷~新金谷間くらいしかない。その金谷~新金谷間も普通電車が15往復から10往復に大減便している。

また家山~千頭間のバスも蒸気機関車SLや電気機関車ELに連絡する家山~千頭間ノンストップ2往復に限ることとなり、普通列車の代行バス6往復は運行を終了し川根本町コミュニティバス6往復に転換することとした。もう大井川鐵道は地域輸送を切り捨てたといっても過言ではない、観光鉄道に特化することとしたのだろう

普通列車大幅減便の救済措置として定期券でSL急行・EL急行に料金不要で乗車できる。ただ、SL急行・EL急行は火曜~木曜を中心に一部で運休日があるほか、原則新金谷~千頭間ノンストップでときどき福用に停車するくらいしかない。そうなると定期券でのSL急行・EL急行はほとんどいないだろう。




2. 新種別快速急行・区間急行・快速登場へ!

今回の2023年10月1日大井川鐵道ダイヤ改正では、運賃のみで利用できる新種別列車を続々運転する。

まずは快速急行。新金谷15時13分発家山行きと家山16時00分発金谷行きを設定する。途中停車駅は新金谷と福用のみとかなり停車駅を絞っている。一部の日に運休するが、原則金土日月曜日は運転する。電車2両編成で運転する。

次に区間急行。川根温泉笹間渡20時08分発金谷行き1本のみの設定で同区間の最終電車となっている。途中停車駅は家山、代官町、新金谷となっている。代官町から終点金山で各駅に停車することから区間急行としているようだ。なお快速急行の停車する福用を通過する。電車2両編成で運転する。

最後に快速。川根温泉笹間渡15時05分発家山行きノンストップ列車で、SLかわね路の折り返し列車として電気機関車先頭で運転する。なお家山で機関車付け替えを行いSLかわね路4号新金谷行きとして運転する。おそらく川根温泉笹間渡で機関車付け替えできない措置なのだろう。


3. 結び

今回の2023年10月1日大井川鐵道ダイヤ改正では、家山~川根温泉笹間渡間で運転を再開したものの大減便を図ることで観光鉄道に特化することとした。

今後大井川鐵道でどのようなダイヤ改正を実施していくのか、見守ってゆきたい。

コメント

コメントを投稿される方はこちらの注意事項をお読みください。コメント投稿時点でこの注意事項に同意したものとみなします。

トップページに戻る

タイトルとURLをコピーしました