大井川鐵道は2025年3月5日、プレスリリースにて2025年4月7日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. SLの金谷乗り入れ復活へ!
今回の2025年4月7日大井川鐵道ダイヤ改正では、蒸気機関車SLの金谷乗り入れを復活する。
いすみ鉄道やえちごトキめき鉄道の社長を歴任した鳥塚亮氏が2024年6月に社長就任した。
もっとも都市鉄道の社長になったら困るが、SLがそもそもウリの客単価の高い観光鉄道であれば問題なかろう。
今回のダイヤ改正では蒸気機関車SL3往復を新金谷発着からJR東海道線の乗り入れる金谷駅乗り入れに延長する。
またSLは全便川根温泉笹間渡発着とすることで、原則金谷~川根温泉笹間渡温泉間の運転とする。
なお金谷~新金谷間はSLは料金不要で運賃150円のみでSLに乗車可能、新金谷での点検作業の兼ね合いで新金谷14時45分発SL普通金谷行きを運転する。
2. 快速急行・区間急行の普通格下げへ!
今回の2025年4月7日大井川鐵道ダイヤ改正では、快速急行や区間急行を廃止し料金不要列車はすべて普通列車として全駅停車とする。
ただこれには快速急行や区間急行のサボを使うことで何往復も列車に乗ってもらおうという意図があったので、
このほか金谷7時14分発川根温泉笹間渡温泉行きを金谷7時24分発に10分繰り下げる。これによりJR東海道線三島5時32分発普通浜松行きから乗り換えられるようになり、新横浜6時00分発「ひかり533号」広島行きから乗り換えられることで東京・横浜からのアクセスを可能にする。
3. 結び
今回の2025年4月7日大井川鐵道ダイヤ改正では、蒸気機関車SLの金谷乗り入れを再開するほか、快速急行や区間急行の格下げにより通過駅の乗車チャンスを増やすこととした。
今後大井川鐵道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:2025年4月ダイヤ改正について – 大井川鐵道
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