大阪モノレールは2020年9月17日、プレスリリースにて10月17日にダイヤ改正を行うと公表した( 2020年10月17日(土)大阪モノレールダイヤ変更について )。今回はこれについて見ていく。
1. 停車時間拡大で所要時間延長へ
今回の2020年9月17日大阪モノレールダイヤ改正では、停車時間の延長に伴い所要時間を延ばす。
この停車時間の延長はホームドア設置に向けたものとなっており、1駅ごとに5秒延ばすようだ。
これにより本線では大阪空港~門真市間の所要時間が36分から38分に、彩都線では万博記念公園~彩都西間の所要時間が11分から12分に延びることとなった。
なおプレスリリースには「乗り降りにゆとりを持たせ」るとしているが、ホームドアが設置されればその停車時間が延びた分は相殺されてしまうので、あくまで一過性のものだろう。
このほか平日夕ラッシュ時に一部9分間隔にするとしているが、時刻調整程度のためほとんどの時間帯で10分サイクルで運転することには変わりない。また減便も行わない。
2. 彩都線で増発へ!
また今回の2020年9月17日大阪モノレールダイヤ改正では、彩都線で増発を行う。
増発するのは11時台に運転する3往復で、20分間隔から10分間隔に輸送力を100.0%増加することとなった。
ただ平日夕ラッシュ時も10分間隔での運転であることから昼夕輸送力比を考えても昼間は15分間隔であれば十分運べるはずだ。本線との連絡を考えているのだろうが、12~18分間隔で運転すれば問題ないとは思うのだが。
また土休日は早朝に彩都西6時40分発万博記念公園行き及び万博記念公園6時36分発彩都西行きの1往復を増発した。
さらに土休日は彩都線の終電を万博記念公園23時50分発彩都西行きから万博記念公園24時01分発彩都西行きに11分繰り下げる。これにより大阪空港23時40分発南茨木行き最終列車から連絡可能となり、本線からの最終接続も10分繰り下がることとなった。
なお間隔調整のため1本前の万博記念公園23時27分発彩都西行きが万博記念公園23時41分発に14分繰り下がることとなった。
3. 結び
今回の2020年9月17日大阪モノレールダイヤ改正では、停車時間の調整により所要時間が延びることとなったほか、彩都線で増発を図った。
今後大阪モノレールでどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
コメント