運転再開で全線運転へ! 三陸鉄道ダイヤ改正(2019年3月24日)

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三陸鉄道は2018年12月13日、プレスリリースにて2019年3月24日にダイヤ改正を行うと公表した( 三陸鉄道ダイヤ発表について )。今回はこれについて見ていく。

2019年3月16日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!

1. 路線全通へ

今回の2019年3月24日三陸鉄道ダイヤ改正では、2019年3月23日にJR東日本から山田線宮古~釜石間を移管することにより、南北に分断されていた三陸鉄道が1つにつながることとなった。

また同時に旧JR山田線区間では、豊間根~津軽石間に払川、津軽石~磯鵜間に八木沢・宮古短大を2駅を新設することとなった。

これにより三陸鉄道は盛~久慈間163.0km、全線普通運賃3710円となり、青い森鉄道の121.9km、全線普通運賃3120円を抜き、第三セクター鉄道で最長距離の鉄道となった。

なお、今回の開業で100kmを超えるきっぷを購入できるようになることから、青い森鉄道やあいの風とやま鉄道、私鉄も含めれば東武鉄道、近畿日本鉄道、名古屋鉄道と同様に学割が適用されることとなった。

一方で、途中下車は青い森鉄道やあいの風とやま鉄道では100kmを超える普通乗車券で適用になるのに対し、三陸鉄道では100km超の普通乗車券でも適用外となる見込みだ。2016年12月10日より片道途中下車きっぷを発売していることから、その拡大と見直しで対応するようだ。




2. ダイヤはどうなる

では今回の2019年3月24日三陸鉄道ダイヤ改正では、ダイヤはどうなるのだろうか。

そもそもJR東日本から山田線釜石~宮古間の移管は2019年3月23日だが、3月23日の復旧当日は記念列車のみの列車4往復の運転となり、一般乗車はできない。

まず、全線直通列車は久慈発盛行きが3本、盛発久慈行きが2本となっている。そのほかにも旧JR山田線と北リアス線直通列車が久慈発釜石行き1本と釜石発久慈行き2本、旧JR山田線と南リアス線直通列車が宮古発盛行きが2本、盛発宮古行きが3本の設定となっている。

区間別に見ていくと、旧JR山田線区間の宮古~釜石間は11往復の運転となり、全線運転で1往復の増発となった。

また旧北リアス線区間の宮古~久慈間でも全線運転が11往復から12往復に増発されるほか、宮古~岩泉小本間で夜間に平日運転の1往復の区間運転列車を運転する。

また旧南リアス線区間の盛~釜石間でも沿線運転が10往復から11往復に増発されることとなった。


3. 結び

今回の2019年3月24日三陸鉄道ダイヤ改正では、JR東日本からの山田線一部区間の移管により、三陸鉄道北リアス線と南リアス線が直結し、直通列車が運転されることとなった。

また旧JR山田線区間にも新駅が設置され、利便性が向上することとなった。

今後三陸鉄道でどのようなダイヤ改正が実施されていくのか、見守ってゆきたい。

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