地下無人新交通システム開業へ！　ソウル首都圏電鉄新林線開業に伴うダイヤ改正(2022年5月28日)

新林線都市鉄道は2022年5月21日、プレスリリースにて5月28日ソウル首都圏電鉄新林線を開業すると公表した( 新林線都市鉄道営業開始案内 )。今回はこれについて見ていく。

1. 地下新交通システム開業へ！
2. 結び

1. 地下新交通システム開業へ！

今回の2022年5月28日ソウル首都圏電鉄ダイヤ改正では、ソウル軽電鉄新林線を新規開業する。

今回開業したのはセッカン～冠岳山間の10駅間、7.6kmとなっている。駅間距離は平均760mとほかのソウル首都圏電鉄の路線と比べても短い。最高速度は60km/hで全線所要時間は16分となっている。

新林線はセッカンで地下鉄9号線、大方で1号線、ポラメで地下鉄7号線、新林で地下鉄2号線と乗り換えができる。新林付近から地下鉄1号線各駅に向かうのには混みあう新道林を通らずに済むようになるので多少の混雑緩和には期待できるかもしれない。ただ唯一の欠点んはセッカンは地下鉄9号線急行の通過駅であるため、基本は各駅停車で金浦空港へ向かうこととなる。

また、地下鉄9号線と接続することで金浦空港へ乗り換え1回、仁川空港へも乗り換え2回(うち1回は金浦空港で対面乗り換え)となるので、空港アクセスの利便性は向上しそうだ。

新林線は地下新交通システムによる運転となっている。地下路線ではあるが新交通システムのため無人運転としている。

現在は新林線は3両編成での運転となっているが、各駅ホームは4両分まで用意してることから、将来的な増結も見据えているようだ。

ソウル軽電鉄は2017年9月2日にソウル市内に牛耳新設線を開業しているが、仁川地下鉄2号線同様2両編成としたところ混雑がさばききれず、昼間は6分間隔から平日は5分間隔に、土休日は4分間隔に短縮している。

これをふまえ今回開業する新林線では2両編成ではなく3両編成で投入することにより混雑緩和を図る。

今回新林線に投入するのはライトメトロ3両編成12本となっている。

運転間隔平日朝夕ラッシュ時は約3分30秒間隔、平日昼間は約7分25秒間隔～約8分間隔、土休日昼間は約7分間隔での運転となっている。

なお新林線開業と同時にソウル市内の終電繰り上げの解除が始まり、地下鉄9号線やソウルライトメトロ牛耳新設線で平日は25時00分までの営業を再開した。

これにより初電は南行き下り(冠岳山方面)はセッカン5時30分発冠岳山行き、北行き上り(セッカン方面)は冠岳山5時30分発セッカン行きとなっている。

また終電は土休日の終電は南行き下り(冠岳山方面)はセッカン23時44分発冠岳山行き、北行き上り(セッカン方面)は冠岳山23時44分発セッカン行きとなっているほか、平日の終電は南行き下り(冠岳山方面)はセッカン24時44分発冠岳山行き、北行き上り(セッカン方面)は冠岳山24時44分発セッカン行きとなっている。