深圳地下鉄は2020年10月28日、プレスリリースにて10月28日に地下鉄2号線及び地下鉄3号線の延伸、及び地下鉄8号線の新規開業を行ったと公表した( 深圳地铁三线同步开通 )。また港鉄(深圳)は2020年9月30日、プレスリリースにて10月28日に地下鉄4号線の延伸を行うと公表した( 4号线三期工程计划于10月28日开通运营 )。今回はこれらについて見ていく。
1. 西側に延伸で香港アクセス向上へ!
今回の2020年10月28日深圳地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄2号線及び地下鉄3号線の延伸、及び地下鉄8号線の新規開業を行った。
まずは地下鉄2号線と地下鉄8号線。今回の開業では地下鉄2号線新秀~蓮塘間3駅間3.8kmおよび地下鉄8号線蓮塘~塩田路間6駅間12.8kmを同時開業した。
なお地下鉄8号線は初終電を除き全便が地下鉄2号線と直通するため、事実上地下鉄2号線が東側に延伸したようなものである。
途中蓮塘口岸駅及び沙頭角駅はともに新設した蓮塘口岸および既存の沙頭角口岸まで徒歩数分で移動することができ、香港特別行政区に出入境することができる。このご時世で境界封鎖をしているため貨物以外は出入りができない状況となっているが、今後人流再開時には香港側も路線バスで対応する見込みだ。
運転間隔は平日昼間は地下鉄2号線・地下鉄8号線共に全線約5分45秒間隔、土休日昼間は全線4分30秒間隔とし地下鉄2号線の全列車が地下鉄8号線と直通しているが、平日朝ラッシュ時は地下鉄2号線は約2分35秒間隔なのに対し地下鉄8号線区間は約5分10秒間隔、平日夕ラッシュ時は地下鉄2号線は約3分間隔なのに対し地下鉄8号線区間は約6分間隔と2本に1本しか乗り入れていない。
次に地下鉄3号線。今回延伸したのは南の終点益田~福保間の1駅間1.9kmとなっている。初終電や運転間隔はこれまでと変わりない。
2. 結び
今回の2020年10月28日深圳地下鉄ダイヤ改正では、同時に3路線を開業し路線網を大幅に拡充した。
今後深圳地下鉄でどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。
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