恐れていた!山陽完結のぞみの運転宣言! 山陽新幹線臨時列車運転(2021年10月)

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恐れていた!山陽完結のぞみの運転宣言! 山陽新幹線臨時列車運転(2021年10月)

JR西日本は2021年10月14日、プレスリリースにて2021年10月に運転する山陽新幹線の臨時列車について公表した( 【山陽・北陸新幹線】臨時列車の運転のお知らせ )。今回はこれについて見ていく。

1. 博多発新大阪行き「のぞみ」運転へ!

今回の2021年10月山陽新幹線臨時ダイヤ運転では、博多発新大阪行き「のぞみ」を1日あたり最大2本運転する。

今回運転するのは博多16時26分発「のぞみ678号」新大阪行き及び博多17時31分発「のぞみ680号」新大阪行きとなっている。運転日は2021年10月22日、24日、29日、31日となっており、10月22日以降の毎週金曜・日曜の運転となっている。使用車両はN700系としているが、JR西日本ではN700SもN700系の一部としてるためN700Sで運転する可能性も少なからずある。

今回設定する列車はいずれも東京行き臨時「のぞみ」の枠で運転し、博多から新大阪まで同じ時刻・同じ停車駅で運転する。なお列車番号は本来運転する臨時「のぞみ」に500を加えたものである。

今回設定する臨時「のぞみ」山陽新幹線内でしか運転しないのは急遽決めた臨時列車だからだが、通例これらの臨時列車はN700系8両編成(「さくら」型車両)による全車指定席「ひかり」ないし700系8両編成「ひかりレールスター」で運転することが多かった。




そう考えると指定席の増収を図っている感じが否めないが、2020年3月14日ダイヤ改正より山陽新幹線の「のぞみ」を定期・臨時合わせ最大毎時6本運転できるようにしたこと、毎時6本運転時間帯の拡大を図るため2020年度にJR西日本がN700Sを2本増備したことを考えると16両編成の運用が余っていることから、積極的に使用しようとしているのではないだろうか。逆を言えば、これまでのN700系ないし700系8両編成による新大阪~博多間の臨時列車運転(ただし臨時「さくら」と同じ時刻で運転する臨時「ひかり」を除く)は臨時増発したいものの16両編成が足りないため致し方なく座席数の少ない8両編成で運転していたともいえる。

なお東海道・山陽新幹線では2021年10月までは臨時列車を計画していたものの、臨時増発分は指定席発売を取りやめ実際に運転する列車を当初の予定より減らして運転したり、山陽新幹線では臨時列車を全運休する措置を取っていた。しかし11月からはある程度の利用が見込めるとして当初計画していた臨時列車(と言っても例年より運転本数は少ない)を全て運転することとなった。

これにより2021年11月は今回臨時増発した列車と同じ時刻で運転する博多16時26分発「のぞみ178号」東京行き及び博多17時31分発「のぞみ180号」東京行きを毎週金曜及び日曜日、そして11月23日の勤労感謝の日に運転することとなった。そう考えると今回の臨時増発は11月以降の週2回運転を先取りしたものともとれるだろう。


2. 結び

今回の2021年10月山陽新幹線臨時ダイヤ運転では、臨時列車を急遽設定したことにより山陽新幹線内完結「のぞみ」を運転することとなった。

今後多客期の年末年始に向け山陽新幹線でどのような臨時列車を運転するのか、見守っていきたい。

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