JR東海2023年12月15日、プレスリリースにて2024年3月16日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこのうち東海道新幹線のぞみについて見ていく。
2024年3月16日東海道新幹線ひかり・こだまダイヤ改正はこちら!
1. 東海道新幹線のぞみ、早朝に増発へ!
今回の2024年3月16日東海道新幹線ダイヤ改正では、早朝と深夜に臨時「のぞみ」を増発する。
まずは早朝。東京6時18分発臨時「のぞみ285号」新大阪行きを増発し混雑を緩和する。
このほか前回2023年3月18日東海道新幹線ダイヤ改正で設定した主に月曜土曜運転の新横浜6時03分発「のぞみ497号」新大阪行きは、主に土曜日に山陽新幹線直通博多行きに延長することとなった。
2. 東海道新幹線のぞみ、最終列車繰り下げへ!
今回の2024年3月16日東海道新幹線ダイヤ改正では、深夜にも増発を図る。
今回増発するのは新大阪21時09分発臨時「のぞみ484号」東京行きと新大阪21時30分発臨時「のぞみ488号」東京行きの2本となっている。
ただ、新大阪から東京行きの最終の東海道新幹線は定期「のぞみ64号」で、新大阪21時24分発である。今回設定する臨時「のぞみ488号」は新大阪21時30分発であることを考えると、本来の最終列車より6分遅い時間に運転することになる。
これにより定期列車の東海道新幹線「のぞみ64号」最終東京行き(東京23時45分着)では連絡できるがこの臨時「のぞみ488号」最終東京行き(東京23時51分着)では連絡できない最終列車として東京23時56分発中央線快速豊田行き最終および東京24時01分発総武地下ホーム発総武線快速最終千葉行きがある。ただ中央線この後続に東京24時05分発快速武蔵小金井行き最終列車があるので多くのエリアが救済できること、東京24時00分発京浜東北線大宮行き最終に乗車すれば秋葉原連絡で総武線各駅停車千葉行きに連絡できるので千葉までで行けることから、東海道新幹線の最終列車を6分繰り下げても到達可能範囲はほとんど変わらない。
ただ今回設定する臨時「のぞみ488号」は新大阪21時30分発最終東京行きの運転日は2024年3月~6月までの4か月のうち4月29日、5月5日、5月6日の3日間しかない。
これは接続範囲が一部は縮小することもあるが、どちらかというと博多19時00分発「のぞみ64号」東京行き最終が新大阪・京都・名古屋での乗降に時間がかかり特に利用の多い多客期に遅延しやすいことから、多客期に後続にもう1本臨時「のぞみ」東京行きを運転することで混雑を分散、博多19時00分発「のぞみ64号」東京行き最終を定刻通り東京駅に23時45分に到着すさせるための列車ではないだろうか。
ただJR東海では2024年1月2日に急遽新大阪21時50分発「のぞみ269号」東京行き(東京24時11分着)の24時またぎの新幹線を運転したほどなので、新大阪発の最終列車時刻を極力繰り下げて利便性を上げたいというのはあるのかもしれない。
3. 結び
今回の2024年3月16日東海道新幹線ダイヤ改正では、早朝深夜に臨時「のぞみ」を増発することで混雑を緩和し最終列車を繰り下げることとした。
今後東海道新幹線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、楽しみにしたい。
2024年3月16日東海道新幹線ひかり・こだまダイヤ改正はこちら!
関連情報:2024年3月ダイヤ改正について – JR東海
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