東武鉄道は2024年12月13日、プレスリリースにて2025年3月15日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 新高徳に特急増停車へ!
今回の2025年3月8日東武鉄道ダイヤ改正では、鬼怒川線新高徳駅に特急が増停車する。
そもそも鬼怒川線新高徳駅は特急「きぬ」基本停車駅だったのだが、2017年4月21日東武鉄道ダイヤ改正による特急「リバティ会津」運転開始により特急「きぬ」は全便通過となった。
その後2020年6月6日東武鉄道ダイヤ改正で1本だけ特急「きぬ」の新高徳停車が復活したが、基本的に特急「きぬ」は通過となっている。
が今回の2025年3月15日東武鉄道ダイヤ改正では、特急「きぬ」「リバティきぬ」のうち鬼怒川温泉行きが朝の2本と夜間の2本、浅草行きの午前5本と夜間1本となっている。
これにより満席続出の「リバティ会津」での新高徳利用が減り乗客が分散することで、少しでも野岩鉄道・会津鉄道方面への「リバティ会津」利用を増やしていきたいようだ。
2. 6050系区間快速復活へ!
また今回の野岩鉄道・会津鉄道ダイヤ改正では、6050系による区間快速を復活する。
今回のダイヤ改正では、野岩鉄道会津高原尾瀬口発着のうち2往復を会津鉄道会津田島発着に延長する。これにより会津鉄道会津高原尾瀬口~会津田島間の6050系運用が復活する。
この延長区間の会津鉄道会津高原尾瀬口~会津田島間は2往復とも会津鉄道線内ノンストップで運転する。この通過を示すために区間快速として運転する。
かくして6050系の区間快速が復活することとなった!
今回設定するのは新藤原8時10分発区間快速会津田島行き、鬼怒川温泉14時35分発区間快速会津田島行き、会津田島9時08分発区間快速鬼怒川温泉行き、会津田島15時42分発区間快速新藤原行きの1往復4本となっている。いずれも東武鬼怒川線内・野岩鉄道線内鬼怒川温泉~会津高原尾瀬口間は全駅停車、会津高原尾瀬口~会津田島間はノンストップとしている。
これにより野岩鉄道は線内空席利用で料金不要で乗れる「リバティ会津」含め10往復中7往復が会津田島に乗り入れることとなったほか、残り3往復も会津高原尾瀬口で会津鉄道気動車による会津田島方面普通列車に乗り継げることから、10往復すべてで会津田島方面に連絡することとした。
このほか不定期列車として新藤原10時51分発区間快速会津田島行きと、会津田島12時00分発区間快速新藤原行きを設定する。少なくとも2025年3月22日土曜日・29日土曜日・30日日曜日の3日間の運転が決まっている。
何よりも恐れていたことは、野岩鉄道社長直々にXで6050系の区間快速復活は恐れるべき亡霊と言っていることである。つまり今回の恐れていたは野岩鉄道公認と言っても過言ではない。
3. 結び
今回の2025年3月15日東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道ダイヤ改正では、特急「きぬ」の新高徳停車を拡大したほか、6050系の区間快速が復活することとなった。。
今後東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:2025年3月15日(土)ダイヤ改正を実施します – 東武鉄道
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