上海地下鉄は2020年9月27日、weiboにて9月27日に地下鉄2号線でダイヤ改正を行ったと公表した( 9月27日起,2号线启用新图 )。また上海地下鉄は2020年9月27日、weiboにて9月27日に地下鉄7号線でダイヤ改正を行ったと公表した( 9月27日起,上海地铁7号线将启用新图 )。さらに上海地下鉄は2020年9月27日、weiboにて9月29日に16号線でダイヤ改正を行うと公表した( 9月29日16号线将再次启用新图 )。今回はこれらについて見ていく。
1. 車両増備で平日朝ラッシュ時に増発へ!
今回の2020年9月27日上海地下鉄ダイヤ改正では、2019年12月30日上海地下鉄ダイヤ改正以来約9か月ぶりに地下鉄2号線でダイヤ改正を行った。
今回のダイヤ改正では8運用増加することにより、平日朝ラッシュ時にさらに増発を図った。
最も運転本数の多い淞虹路~広蘭路間は平均2分40秒間隔(毎時22.5本)から平均2分30秒間隔(毎時24本)に短縮し増発したほか、徐泾東~淞虹路間及び広蘭路~浦東国際空港間は平均4分間隔(毎時15本)から平均3分45秒間隔(毎時16本)に短縮し増発したことで、輸送力を6.7%増加した。
なお昼間や平日夕ラッシュ時の運転間隔の変更はない。
2. 車両増備で毎時31本運転へ!
また今回の2020年9月27日上海地下鉄ダイヤ改正では、2019年12月30日上海地下鉄ダイヤ改正以来約9か月ぶりに地下鉄7号線でダイヤ改正を行った。
今回のダイヤ改正では祁華路→楊高南路間で平日朝ラッシュ時に平均2分間隔(毎時30本)から平均1分55秒間隔(毎時31本)に運転間隔を短縮し、輸送力が4.3%増加した。これにより1運用増加したものと思われる。
これにより2018年10月18日上海地下鉄ダイヤ改正以降の上海地下鉄9号線同様平日朝ラッシュ時に毎時31本運転を行うこととなり、中国で最短運転間隔タイで運転することとなった。
今後の輸送力増強は6両から8両への増結のほかはなさそうだ。なお昼間や平日夕ラッシュ時の運転間隔の変更はない。
3. 6両化完了へ!
また今回の2020年9月29日上海地下鉄ダイヤ改正では、2020年6月18日上海地下鉄ダイヤ改正以来約3か月ぶりに16号線でダイヤ改正を行った。
これまで16号線では3両編成と6両編成を混ぜて運転していたが、今回のダイヤ改正では車両増備により16号線の全列車が6両編成で運転することとなった。なお新造車は6両固定編成だが、既存の3両固定編成はこれまでの6両化同様3両編成を2本つなげて運転しているため、廃車は行っていない。
これによりこれまで3両編成のみで運用してきたノンストップ列車や快速も6両化することとなった。
このほか今回のダイヤ改正に合わせて平日滴水湖17時45分発ノンストップ龍陽路行きを滴水湖17時20分発に繰り上げることとなった。
4. 結び
今回の2020年9月27日上海地下鉄ダイヤ改正では、車両増備に伴い地下鉄2号線と地下鉄7号線で平日朝ラッシュ時に増発したほか、16号線では全列車が6両運転に統一し輸送力増強を図ることとなった。
今後上海地下鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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