北京京港地下鉄は2019年3月24日、プレスリリースにて3月25日に地下鉄14号線及び地下鉄16号線でダイヤ改正を行うと公表した( 3月25日起 工作日早高峰期间 京港地铁14号线东段加开2列列车 16号线上下行双方向各加开1列列车 )。今回はこれについて見ていく。
1. 平日朝ラッシュ時の運転区間延長で混雑分散へ
今回の2019年3月15日北京京港地下鉄ダイヤ改正では、2017年12月25日ダイヤ改正以来約1年4か月ぶりに地下鉄14号線東区間で増発を実施した。
今回のダイヤ改正では、平日朝ラッシュ時の北京南駅発九龍山行きの区間運転2本を終点の善各荘行きに延長することとなった。
これにより、九龍山から善各荘へ平日朝ラッシュ時に運転される列車は毎時15本から毎時17本に増加し、輸送力が13.3%増加することとなった。
2. 平日朝ラッシュ時の増発へ
今回の2019年3月15日北京京港地下鉄ダイヤ改正では、2016年12月31日に開業した地下鉄16号線でもダイヤ改正を実施する。
地下鉄16号線は2017年12月30日ダイヤ改正で農大南路を開業したものの、運転間隔の変更は行われなかった。
しかし今回のダイヤ改正では、平日朝ラッシュ時に地下鉄16号線で1往復が増発されることとなった。
これにより、平日朝ラッシュ時は最小8分間隔から6分間隔に短縮されることとなった。単純計算すれば輸送力は33.3%増加するはずだが、プレスリリース上は13.3%しか増加しないとしている。どうやら毎時7.5本(8分間隔)から毎時8.5本に増発すると計算しているためであるものと思われ、平均運転間隔は7分03秒に縮めるようだ。
3. 結び
今回の2019年3月15日北京京港地下鉄ダイヤ改正では、平日朝ラッシュ時に増発することにより、利便性が大きく向上することとなった。
今後2020年12月には地下鉄16号線の延伸と地下鉄14号線の東西連結が実施され、利便性が向上することは間違いないし、増発も見込まれる。
今後北京京港地下鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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