重慶軌道交通は2018年11月16日、プレスリリースにて11月19日に地下鉄6号線でダイヤ改正を行うと公表した( 6号线调整运行交路啦! )。今回はこれについて見ていく。
1. 区間運転の全線運転化で混雑分散へ
今回の2018年11月19日重慶軌道交通ダイヤ改正では、2017年11月20日ダイヤ改正以来約1年ぶりに地下鉄6号線でダイヤ改正を実施する。
今回のダイヤ改正では上新街〜北碚間の区間運転列車が全線運転の茶園〜北碚間運転に延長することとなった。
地下鉄6号線では既に茶園~上新街~蔡家間の区間運転列車も運転されており、それぞれの運転系統の列車が終日に渡り1:1運転されている。
これにより茶園〜上新街間ではこれまでの区間運転列車のみならず全線運転列車が運転されるようになることから、運転本数が倍増することとなり、平日朝ラッシュ時は7分40秒間隔から3分50秒間隔に、平日夕ラッシュ時は8分20秒間隔から4分10秒間隔に、平日及び土休日昼間は10分40秒間隔から5分20秒間隔へ短縮された。なお昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)を計算すると78.1%のまま変わりはない。
ただこれまで地下鉄6号線は全線運転列車の運転が早朝深夜しかなかったため、利便性が向上することとなったほか、行き先が延長したことにより市中心部で運転区間の偏りによる混雑の偏りが改善されたようだ。
なお初終電の変更はないほか、地下鉄6号線国博支線のダイヤ改正は行われなかった。
2. 結び
今回の2018年12月28日重慶軌道交通ダイヤ改正では、地下鉄6号線で終日に渡り全線運転が開始したことにより、利便性が向上し混雑分散につながることとなった。
今後地下鉄6号線の沿線の発展次第では終日に渡り全線運転列車のみの運転となりうることも考えられ、さらに沿線で利便性が向上するのだろう。
今後路線が拡大していく重慶軌道交通でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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