路線延伸で利便性向上へ! 貴陽軌道交通1号線延伸に伴うダイヤ改正(2018年12月1日) 贵阳轨道交通1号线调图

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貴陽軌道交通は2018年11月23日、プレスリリースにて12月1日に地下鉄1号線を延伸開業したと公表した( 轨道交通1号线全线开通运营 筑城迈入地铁时代 )今回はこれについて見ていく。

1. 路線延伸で利便性向上へ

今回の2018年12月1日貴陽軌道交通ダイヤ改正では、2017年12月30日の開業以来初のダイヤ改正を実施した。

今回のダイヤ改正では貴陽軌道交通1号線で路線延伸を実施した。延伸開業したのは貴陽北駅~貴陽国鉄駅~小孟工業園間の21.4km、14駅間となっている。これにより高速列車のターミナル貴陽北駅と中国鉄路在来線ターミナルの貴陽が地下鉄で結ばれることとなり、利便性が大きく向上することとなった。

この延伸開業により、貴陽軌道交通1号線は下麦西~小孟工業園間の全長34.3km、23駅間の路線に拡大した。なお最高速度は80km/h、6両編成B型車という条件に変更はない。全線所要時間は59分となっている。

ダイヤについて見ていくと、今回の路線延伸に伴い増発が実施されている。延伸前の部分開業時点では全ての曜日で終日8分10秒間隔での運転となっていたが、今回の路線延伸に伴い平日昼間こそ8分10秒間隔で据え置きとなったものの、平日朝夕ラッシュ時は8分10秒間隔から6分30秒間隔に短縮し輸送力が25.6%増加、土休日昼間は8分10秒間隔から7分10秒間隔に短縮し、輸送力が14.0%増加することとなった。

これにより昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は100.0%から79.6%に変化し、昼間の空気輸送が改善されることとなった。

また今回のダイヤ改正で運転時間の延長が実施されている。初電はダイヤ改正前は東行き(下麦西発貴陽北駅行き)が下麦西6時40分発であったが、今回のダイヤ改正で下麦西発小孟工業園行きに延長したほか、下麦西6時30分発に10分繰り上がることとなった。また西行き(小孟工業園発下麦西行き)も小孟工業園6時30分発で設定された。ただし貴陽北駅→下麦西間での初電は貴陽北駅7時00分発から7時06分発に6分繰り下げられることとなった。

また終電はは東行き(下麦西発貴陽北駅行き)が下麦西21時00分発であったが、延伸開業では小孟工業園行きに延長したほか、下麦西23時00分発に2時間も繰り下がることとなった。また西行き(小孟工業園発下麦西行き)も小孟工業園23時00分発で設定された。こちらも延伸開業前は貴陽北駅発下麦西行きが貴陽北駅21時20分発で設定していたことから、既存開業区間でも2時間16分の終電繰り下げを実施したようだ。


2. 結び

今回の2018年12月1日貴陽軌道交通ダイヤ改正では、路線延伸に伴い中国鉄路の駅同士が接続することとなったことで利便性が大きく向上し、大増発と運転時間の延長を実施した。

今後貴陽軌道交通でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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