伊豆急行は2021年2月10日、プレスリリースにて2021年3月13日にダイヤ改正を行うと公表した( 伊豆急行線のダイヤ改正について )。今回はこれについて見ていく。
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1. 特急「踊り子」新車置き換えで微調整実施へ
今回の2021年3月13日伊豆急行ダイヤ改正では、特急「踊り子」からJR東日本185系の運用がなくなり、E257系に置き換わる。なお時刻面では最大2分程度の時刻変更にとどまっている。
これにより伊豆急行線内でも特急「踊り子」は全車指定席での運転となる。伊豆急行線内では事前料金と車内料金の差はないが、これまで自由席特急料金410円で乗車できたものがダイヤ改正以降は指定席しかなくなるため利用には乗車券のほか指定席特急券520円が必要となる。これによりダイヤ改正前の自由席特急料金とダイヤ改正後の普通車指定席事前料金を比べると、伊豆急行線内から横浜まで180円、川崎・東京まで330円値上がりすることとなる。
なおJR東日本東海道線特急「踊り子」は伊豆急行のほかJR東海東海道線や伊豆箱根鉄道駿豆線にも乗り入れている。このうちJR東海管内では1分程度時刻調整を行っているが、伊豆箱根鉄道駿豆線では時刻変更は行わない。ただ全席指定となるため、伊豆箱根鉄道でも新たに特急料金200円を徴収することとなった。
なお修善寺発着列車はダイヤ改正後は定期列車1日2往復のみの運転で、土日に実施していた1日7本運転は取りやめることとなる見込みだ。
2. 観光需要落ち込みで終電繰り上げへ
今回の2021年3月13日伊豆急行ダイヤ改正では、普通列車の終電を繰り上げる。
今回のダイヤ改正では伊東~伊豆急下田間で最大1時間34分終電を繰り上げる。ただし伊東~伊豆高原間では2020年5月1日より終電を運休としていたため、今回のダイヤ改正で終電がかえって7~10分程度繰り下がることとなる。なお初電の繰り下げはない。
なお2020年5月1日より継続実施している16時以降の普通列車の3往復運休分は復便せず、今回のダイヤ改正で正式に廃止することとなった。
3. 結び
今回の2021年3月13日伊豆急行ダイヤ改正では、特急「踊り子」の車両置き換えにより特急料金の値上げを行うほか、普通電車の終電繰り上げを行うこととなった。
今後伊豆急行でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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