筑肥線新駅開業へ! JR九州ダイヤ改正予測(2019年3月予定)

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JR九州は5月30日、プレスリリースにて2019年3月に筑肥線に新駅を開業すると公表した( 2019年春、筑肥線波多江・筑前前原間に新駅を開業します! )。今回はこれについて見ていく。

2019年3月16日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!

1. 筑肥線に新駅開業へ

今回の2019年3月JR九州ダイヤ改正では、筑肥線に新駅となる糸島高校前駅が開業する。

糸島高校前駅は筑肥線波多江~筑前前原間に新設される。筑肥線電化区間(姪浜~唐津・西唐津間)は前回の2018年3月17日ダイヤ改正でも減便がされなかったが、JR九州では2023年3月予定の九州新幹線長崎ルート開業まで大きなダイヤ改正を実施しないとしていることから、停車時間の延長分程度でそれ以上の大きなダイヤ改正は見込めないであろう。

快速の停車についても考えてみる。2018年現在、平日は快速列車は筑前前原~東唐津間で通過運転を行っており、糸島高校前が設置される区間を含む姪浜~筑前前原間は各駅に停車する。ともなると、平日に関しては糸島高校前にも快速が停車するのではないだろうか。

一方、土休日に関しては姪浜~東唐津間で快速運転を行っており、姪浜~筑前前原間は九大学研都市にしか停車しない。しかも九大学研都市も土休日に快速が停車するようになったのは2014年3月15日ダイヤ改正からでそれまでは通過していたほか、筑肥線内主要駅にしか停車していない。とも考えると、土休日の快速については糸島高校前を通過するのではないだろうか。

ともなると、糸島高校前駅は平日朝ラッシュ時は毎時8本、昼間と平日夕ラッシュ時は毎時4本の利用チャンスがありそうだ。




2. 他の在来線はほぼ据え置きか

では、2019年3月ダイヤ改正でJR九州管内のほかの在来線はどうなるのだろうか。

列車本数については先述したように2018年3月17日ダイヤ改正の際に大きく減便し、2023年3月の予定の九州新幹線長崎ルート開業まで大きなダイヤ改正を実施しないとしている。そのため、列車本数についてはほぼ変化しないと考えるべきであり、変更があるとすれば車両運用の変更くらいだろう。

香椎線が2018年3月17日ダイヤ改正より朝を除き香椎で系統分割されたのは、充電のために香椎で長時間停車する必要があり、折返し時間を充電時間に充てようとしたためではないだろうか。ただBEC819系の増備が今のところ実施されていないことから、導入される可能性は低いいものと考えられる。

また821系電車やYC1電気式気動車はまだ試作車走行段階で、2019年3月までに増備が間に合いそうもない。特にYC1系電気式気動車についてはJR九州初の電気式気動車で日本国内での導入も試作段階のものしかないことから、従来の車両と比べてより長い時間が必須となる。ともなると、YC1系電気式気動車の営業運転は2019年3月ダイヤ改正ではされない可能性が高いのではないだろうか。

3. 九州新幹線では運転時刻が大きく変更か

今回の2019年3月JR九州ダイヤ改正では、九州新幹線では比較的大きな動きが見込まれそうだ。

以前の記事でN700系の増備に伴い東海道新幹線でN700系専用ダイヤで運転される列車が増加し、山陽新幹線でも下り(博多方面)で時刻の繰り上げ、上り(新大阪方面)で時刻の繰り下げを実施する見込みだと述べた。

すると、所要時間が短縮された「のぞみ」と時刻が被らないようにするため、下り(博多・鹿児島中央方面)では定期「さくら」が、上り(新大阪方面)では多頻度「さくら」が山陽新幹線内で最大7分程度の時刻変更を行う可能性が高く、九州新幹線内でも時刻変更を実施する可能性が高い。ただ初終電については変化はなさそうだ。


4. 結び

今回の2019年3月JR九州ダイヤ改正予測では、筑肥線に新駅、糸島高校前駅が開業することとなった。

ただ、九州新幹線については東海道・山陽新幹線の繰り下げ・繰り上げに伴い昼間も含め時刻が変更される可能性があるが、在来線についてはほぼ変更がなさそうだ。

今回の2019年3月ダイヤ改正でどのようなダイヤ改正を実施するのか、12月第3金曜日のダイヤ改正プレスリリース公表でJR九州管内でほとんど変更がないからという理由で九州新幹線・在来線特急のダイヤ改正後時刻表掲載の取りやめがないことを祈りながら、見守ってゆきたい。

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