南京地下鉄は2018年7月15日、プレスリリースにて7月16日に地下鉄4号線でダイヤ改正を行うと公表した( 南京地铁4号线增加平峰运力 8月乘车月卡每张卡可乘车46次 )。今回はこれについて見ていく。
1. 昼間に大幅増発
今回の2018年7月16日南京地下鉄ダイヤ改正では、2018年1月13日ダイヤ改正以来約6か月ぶりに地下鉄4号線でダイヤ改正を実施する。
南京地下鉄4号線は2017年1月18日に完成した東西に結ぶ路線で、龍江~仙林湖間間の33.4km、18駅を結ぶ路線となっている。最高速度は100km/hで、6両編成B型車が使用されている。
今回のダイヤ改正では地下鉄4号線で昼間の増発を実施する。昼間の運転間隔が6分50秒間隔から5分40秒間隔に短縮され、輸送力は20.6%増加することとなった。
ただ、どうやらこの運転間隔は龍江~東流間のみで、東流~仙林湖間ではこの半分の13分40秒間隔しか来ていないようだ。今回のダイヤ改正で11分20秒間隔に短縮され同じく輸送力は20.6%増加することになるが、
平日朝ラッシュ時は鸡鳴寺~鼓楼区間で5分間隔、平日夕ラッシュ時は龍江~東流間で5分40秒間隔のままとなることから昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は82.9%から100.0%に変化することとなった。
おそらく区間運転列車の運転されない東流~仙林湖間の利便性向上を図ったものと思われるが、昼間の空席が増えるだけのように思える。2017年12月6日に開業した地下鉄S3号線は長江以西の区間は終日24分間隔なので、増発しなくても良かったのではないだろうか。
2. 結び
今回の2018年7月16日南京地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄4号線で昼間に増発を実施したことに伴い、利便性が向上することとなった。
今後どのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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