東京都交通局は2019年1月11日、プレスリリースにて1月21日~2月1日の平日に地下鉄大江戸線で臨時列車を運転すると公表した( 都営交通は冬も時差Bizを推進します。 )。また東京メトロは2019年1月15日、プレスリリースにて1月21日~2月1日の平日に地下鉄東西線で臨時列車を運転すると公表した( 冬季時差Bizに合わせ快適通勤を推進する取り組みを実施いたします )。今回はこれらについて見ていく。
2019年3月16日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!
1. 都営地下鉄で平日朝ラッシュ時に増発へ
今回の2019年1月21日~2月1日東京都交通局臨時列車運転では、2018年7月の臨時列車運転に引き続き都営大江戸線で臨時列車が運転される。
2017年度は時差Biz第一号ということもあり7月のみの実施となっていたが、2018年度は夏と冬の2回で実施することとなった。
今回の冬の臨時列車運転では、都営大江戸線で臨時列車が増発され、光が丘6時45分発清澄白河行きが増発される。前回の2018年7月の臨時列車運転では光が丘6時38分発清澄白河行きが増発されていたが、今回の2019年1月臨時列車運転では7分繰り下がることとなった。おそらく日の出が遅いので多少考慮したのだろう。
2. 東京メトロでも平日朝ラッシュ時に増発へ
また今回の2019年1月21日~2月1日東京メトロ臨時列車運転では、2018年7月の臨時列車運転に引き続き地下鉄東西線で臨時列車が運転される。
運転されるのは浦安7時31分発各駅停車高田馬場行きと中野7時21分発各駅停車妙典行きの2本となっており、スジとしては2018年7月の臨時列車運転と同じになっている。しかし、浦安7時31分発各駅停車高田馬場行きは2018年7月の臨時列車運転の際には妙典7時25分発各駅停車高田馬場行きとして運転されており、妙典→浦安間を回送運転することとなった。
地下鉄東西線では2019年3月16日ダイヤ改正で浦安始発の各駅停車中野行きを平日朝6時台に2本増発するとしているが、その予行演習を今回の2019年1月冬の臨時列車運転で行っているのではないだろうか。
なお2018年7月の臨時列車運転時に増発を実施した地下鉄日比谷線、地下鉄半蔵門線、地下鉄副都心線の臨時列車運転は実施されないほか、東急電鉄でも田園都市線特急の運転などの臨時列車の増発は実施しないこととなった。
3. 結び
今回の2019年1月21日~2月1日東京都交通局及び東京メトロ臨時列車運転では、冬季時差Bizの開始に伴い臨時列車が増発された。しかし、夏季の2018年7月臨時列車運転より臨時列車を運転する事業者や路線が減っており、効果があるのかやや疑問が残る。
今後どのような臨時列車を運転するのか、見守ってゆきたい。
コメント