武漢地下鉄は2018年10月8日、プレスリリースにて10月01日に地下鉄7号線と地下鉄11号線を開業したと公表した( 武汉轨道交通7号线、11号线东段一期、武汉长江公铁隧道开通 )今回はこれについて見ていく。
1. 南北路線開業でネットワーク拡大へ
今回の2018年10月01日武漢地下鉄ダイヤ改正では、2路線の新規開業が行われた。
まずは地下鉄7号線。地下鉄7号線は園博園北~武昌国鉄駅~野芷湖間の全長30.413km、19駅に渡る路線で、最高速度は100km/hとなっており、全線所要時間は51分となっている(外部サイトの路線図はこちら)。これにより江夏区初の都市鉄道が開業することとなった。
車両は6両編成A型車が22編成で運用され、平日朝夕ラッシュ時には4分54秒間隔で運転されていた。
なお、開業直後の2018年11月5日には車両増備に伴い4運用増加し、平日朝ラッシュ時の運転間隔を4分12秒間隔に短縮した。これにより輸送力が16.7%増加することとなった。
初終電について見ていくと、初電は南行き(園博園北発野芷湖行き)が園博園北6時00分発、北行き(野芷湖発園博園北行き)が野芷湖6時00分発で設定されている。
また終電は南行き(園博園北発野芷湖行き)が園博園北22時30分発、北行き(野芷湖発園博園北行き)が野芷湖22時30分発で設定されている。
2. 飛び地路線開業へ
次に地下鉄11号線。
今回開業したのは光谷国鉄駅~左嶺間の洪山区内で完結する18.744km、13駅に渡る路線で、最高速度は100km/hとなっている(外部サイトの路線図はこちら)。
ただ、開業時点では武漢地下鉄の他の路線と接続がないほか、光谷駅は中国鉄路の駅が開業しておらず、ほかの鉄道と一切つながっていない飛び地路線となっている。
車両は6両編成A型車が12編成で運用されている。
3. 結び
今回の2018年10月01日武漢地下鉄ダイヤ改正では、2路線が新区開業したことにより、路線網が拡充した。
ただ、飛び地路線や連絡する中国鉄路の駅が未設置であるなど、まだまだ発展途上感が否めない。
今後どのように飛び地路線が繋がり、どのように広がっていくのか、見守ってゆきたい。
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