ゆいレールを運行する沖縄都市モノレールは2月19日、プレスリリースにてにて4月2日にダイヤ改正を行うと公表した( ゆいレール「ダイヤ改正」の実施について )。今回はこれについて見ていく。
2018年3月17日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!
1. 平日朝ラッシュ時にまたも増発
今回の2018年4月2日ゆいレールダイヤ改正では、2017年8月1日ダイヤ改正以来約8カ月ぶりにダイヤ改正を実施する。
今回のダイヤ改正では平日朝ラッシュ時に増発が実施され、最短4分30秒間隔から最短4分間隔に短縮されることとなり、短縮された時間帯では輸送力が12.5%増加することとなった。
4分間隔運転となるのは、西行き(那覇空港方面)は首里7時56分発~8時20分発、東行き(首里方面)は那覇空港7時29分~7時49分発で、ラッシュの方向となる西行きで24分間設定される。前回のダイヤ改正で平日朝ラッシュ時は最短5分間隔から最短4分30秒間隔へ短縮されたが、この際には18分間しか設定されていなかった。しかしそれとほぼ同じ時間帯に4分間隔に短縮されたということは、さらに需要が伸びたということなのだろう。
一方、平日朝ラッシュ時に5分間隔以内で運転される時間帯は38分間から39分間にしか伸びておらず、ほぼ不変となっている。そのため、8時台の増発は1往復のみとなっている。
また首里8時40分~9時発では7分間隔から6分間隔、首里9時台発では8分間隔から7分間隔に短縮されたことにより、このオフピーク時間帯で1往復増発されている。
この増発により、推定12運用から13運用に1運用増加したほか、2往復4本が増発されることとなった。
2. 平日夕ラッシュ時もまたも増発
今回の2018年4月2日ゆいレールダイヤ改正では、平日夕ラッシュ時にも増発を実施する。
平日夕ラッシュ時は最短6分間隔運転であったが、6分間隔運転時間帯は金曜日は那覇空港17時04分発~19時04分発の2時間であったのに対し、月曜日~木曜日は18時05分発~19時05分発の1時間のみであった。これは月曜日~木曜日は那覇空港17時台発は7分間隔での運転だったためであるが、今回のダイヤ改正で月曜日~金曜日で6分間隔運転時間帯をそろえ、那覇空港17時04分発~19時28分発の2時間24分に拡大したことにより、月曜日~木曜日で2往復、金曜日で1往復増発された。
これにより、月曜日~木曜日ダイヤと金曜日ダイヤで平日夕ラッシュ時に1分発車時刻がずれていたが、今回のダイヤ改正で解消されることとなった。
また那覇空港20時~20時40分発までも、月曜日~木曜日は10分間隔での運転であったが、今回のダイヤ改正で金曜日と同じ8分間隔に短縮されたことで、月曜日~木曜日でさらに1往復増発されることとなった。
これにより、夕方から夜にかけて月曜日~木曜日は3往復6本、金曜日は1往復2本が増発されることとなった。
よって、朝と合わせると月曜日~木曜日は5往復10本、金曜日は3往復6本が増発されることとなった。なお、土曜日・休日ダイヤの変更は実施されなかった。
3. 結び
今回の2018年4月2日ゆいレールダイヤ改正では、平日朝夕に増発が実施され、最短運転間隔の短縮やオフピークの増発、前回のダイヤ改正にて別ダイヤとなった月曜日~木曜日ダイヤと金曜日ダイヤの差を縮めるなど利便性の向上が図られた。
今後ゆいレールでは2019年夏をめどに首里~てだこ浦西間延伸を控えており、既に高密度運転となりつつあることから2両編成2編成を連結した4両編成を運転開始する可能性がある。今後ゆいレールがどのようなダイヤ改正を実施するのか、楽しみにしたい。
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